134. 金剱神社石造狛犬 (こんけんじんじゃせきぞうこまいぬ)
 この神社は和銅年間(708〜14)加賀国鶴来(つるぎ)から、門総左衛門、加藤与三右衛門という二人の者が引越して来て、1村16戸で金剱神社を創立したと伝えられている。延宝(えんほう)3年(1675)社殿が焼失、同8年再建したと記録されている。
 この狛犬は安山岩製で、全高38.0cm、側面台座長さ46.5cm、ブルドッグのような顔面で、たてがみが首の部分へ垂れている。全体にていねいに造られている。台石を脚でかかえる構造であるため、脚を破損から守り、整った美しい姿を保っている。
 社殿再建の延宝年間の製作かと考えられる。