123. 粟飯原常人家文書 (あいはらつねとけもんじょ)
 
 粟飯原家文書は、東氏・遠藤氏守護神妙見宮の神主家に伝えられた多数の文書から24点が選ばれた。
 とりわけ、粟飯原豊後正平常流(あいはらぶんごのしょうたいらのじょうりゅう)が書き留めた「万留帳(よろずとめちょう)」は貴重なものである。文政9年から慶応2年(1826〜66)の40年余りにわたり、牧村を中心に当時の社会・産業経済を詳細に記録し、維新前夜の全国的なニュースも多く取上げられている。
 『大和町史史料編』は全編1400ページ中、225ページを割いてこれを収録している。当地域の歴史を見る上で欠かせない重要資料である。