71. 東小学校校庭出土加曽利E式土器
(ひがししょうがっこうこうていしゅつどかそりいーしきどき)
 昭和38年、井戸工事の途中地下約4mの位置から土器破片多数を発見した。後1個体を復元した。
 加曽利E式の深鉢(ふかばち)である。口径29.5cm、高さ37.5cm、底径11.8cmのものもある。4つの波状口縁で、突出部に簡略な渦巻文、胴体を縦に12の凸帯で等分し、中に綾杉文(あやすぎもん)を入れている。口縁部にも4個の帯状綾杉文(おびじょうあやすぎもん)が入っている。
 郡上地方では、縄文時代(じょうもんじだい)中期後半に多く出現する土器である。同伴土器片の中に、網代(あじろ)の平底破片が含まれている。