58. 西宝寺の絹本着色阿弥陀如来立像
(さいほうじのけんぽんちゃくしょくあみだにょらいりゅうぞう)
 縦100.0cm、横40.0cm、裏書によると、明応(めいおう)5年(1496)実如上人(じつにょしょうにん)から下付されたものである。頭光(ずこう)から発する光明(こうみょう)は48本で浄土真宗の通規(つうき)の本尊である。光明の48本は、弥陀(みだ)の48願をあわすというが、あるいは、弥陀の12光(無量光(むりょうこう)・無辺光(むへんこう)・無碍光(むげこう)・無対光(むたいこう)・炎王光(えんのうこう)・清浄光(しょうじょうこう)・歓喜光(かんぎこう)・知恵光(ちえこう)・不断光(ふだんこう)・難思光(なんしこう)・無称光(むしょうこう)・超日月光(ちょうにちがっこう))が4方に放たれて48本となったともいう。