53. 清浄寺本堂 (しょうじょうじほんどう)
 建立(こんりゅう)は棟札(むなふだ)によれば享保13年(1728)で、長徳寺本堂の1年後である。間口12.75m、奥行14.58m。真宗型本堂の発達した形態を整えている。入母屋(いりもや)造りで、屋根の勾配(こうばい)が急で強い反りをもち、上部は特に切り立った屋根型をしている。正面中央3間には双折桟唐戸(そうせつさんからど)を、他の前面には上下2枚組の格子蔀戸(こうししとみど)を入れている。屋根は大正13年(1924)茅葺(かやぶき)から板葺に改め、昭和12年(1937)トタン葺にし、昭和54年銅板葺に改修した。