49. 明建神社の絵馬 (みょうけんじんじゃのえま)
 寛文(かんぶん)8年(1668)八幡城主遠藤常友が、妙見宮(みょうけんぐう)(現在の明建神社)へ奉納(口伝(くでん)によれば常友が42歳の厄除祈願(やくよけきがん)のため奉納とのこと)したもので、製作者は狩野派の画家和田平左衛門尉安貞である。
 この絵馬は木面に画かれており、縦102.5cm(中央107.0cm)横141.4cmで、かなり大型の馬の絵馬である。
 常友はこのころ、八幡町の岸剣神社、小野八幡神社、日吉神社、慈恩寺などにも絵馬を奉納しているが、この絵馬が一番大型で、保存状態もよい。