36. 徳永多賀神社の社叢 (とくながたがじんじゃのしゃそう)
 社伝によれば、明応(めいおう)3年(1494)当地の和田七郎左衛門が、霊夢(れいむ)により黄金仏を掘り出して祭ったことに始まると伝えられている。社叢もこの神社と共に繁茂してきたと思われる。 この社叢には、目通り周囲3.25m、樹高20.0m、推定樹齢250年のツガのほか、目通り周囲1m以上のスギ(60本)、ヒノキ(22本)、アカマツ(5本)、モミ(15本)計102本の大木や、多くの若木が繁茂し、社叢としての立派な風格を備えている。なお林内にはサカキの若木が見当たるので、暖地植物の北限に近いことがわかる。