2. 東常縁筆和歌短冊 (とうのつねよりひつ わかたんざく) |
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東常緑自詠短冊で、軸装(短冊を1枚中央に貼る)箱入であり、 「関路かたふくをとめんともせぬ関守は惜月月やおもはてすまのうら波 常縁」(短冊幅4.8cm・縦34.0cm) と書かれてある。 この歌は、「東常緑詠歌写」(慈恩寺蔵)にも東家本「常縁集」にも載っていないが、数少い常縁自筆短冊の内の1本であり、目利(めきき)了意の極札2枚(下記)が付いている。 1、「東野州常縁自詠短冊題名正筆にて出来も宜敷、殊の外珍敷(めずらしく)御座候、秘蔵此事候、外題極相認進入いたし候、以上、八月了意」 2、表「東野州常縁かたふくを 裏「柳営(りゅうえい)題名 自詠短冊」古筆目利隠居己丑八月了意(花押)」 |